01. 尺度水準とグラフの読み取り
SUMMARY
データ分析における尺度水準とグラフから読み取れる情報に関する問題
ANSWER
- ア
- 3(名義尺度)
- イ
- 0(比例尺度)
- ウ
- 0(帰省等を目的とする旅行者数がすべての地方の中で最も多い地方は関東である)
- エ
- 2(地方ごとの旅行者数の合計に対する出張等の旅行者数の割合は、関東よりも東北の方が高い)
EXPLANATION
尺度水準の理解
データの尺度水準には4つのレベルがあります:
- 名義尺度(Nominal Scale):単なるカテゴリーの区別。順序や大小関係がない。例:郵便番号、地方名、性別、色
- 順序尺度(Ordinal Scale):カテゴリー間に順序関係がある。間隔は等しくない。例:満足度(低・中・高)、成績(A・B・C)
- 間隔尺度(Interval Scale):順序関係があり、間隔も等しい。絶対的な原点(真の0)がない。例:温度(摂氏・華氏)、西暦
- 比例尺度(Ratio Scale):間隔が等しく、絶対的な原点がある。比率に意味がある。例:長さ、重さ、人数、金額
ア:番号の尺度水準
表1の「番号」は、単に地方を識別するためのラベルです。番号1が番号2より「小さい」とか「半分」という意味はありません。郵便番号と同じく、名義尺度です。
ア = 3(名義尺度)
イ:旅行者数の尺度水準
旅行者数(人数)は:
- 0人が絶対的な原点(誰もいない状態)
- 間隔が等しい(1人の差は常に1人)
- 比率に意味がある(2,000人は1,000人の2倍)
したがって、比例尺度です。
イ = 0(比例尺度)
ウ・エ:グラフから読み取れる情報
図1には2つのグラフがあります:
- (a) 棒グラフ:各地方の目的別旅行者数(絶対値)
- (b) 帯グラフ:各地方の目的別旅行者数の割合(相対値)
選択肢⓪「帰省等を目的とする旅行者数がすべての地方の中で最も多い地方は関東である」
図1(a)の棒グラフで帰省等(斜線部分)を確認すると、関東が最も多いことがわかります。これは正しいです。
選択肢②「地方ごとの旅行者数の合計に対する出張等の旅行者数の割合は、関東よりも東北の方が高い」
図1(b)の帯グラフを見ると:
- 東北:出張等(黒い部分)の割合が比較的大きい(約22%)
- 関東:出張等の割合は比較的小さい(約18%)
これも正しいです。
ウ = 0、エ = 2
KEY POINTS
- 尺度水準の理解:データの性質に応じた適切な分析方法を選択
- グラフの使い分け:棒グラフは絶対値、帯グラフは割合の比較に適している
- データの読み取り:グラフから正確に情報を抽出する能力が重要